前回は転倒によって引き起こされることについてお話ししましたが、今回は転倒の原因についてお話しします。
転倒の危険因子として
1、身体的要因が主である内的要因(個人の要因)
2、環境要因が主である外的要因
の2つに分けられます。
この両者が複雑に関連することで発生する場合が多くあります。
特に内的要因は歩行、バランス、筋力などの運動機能の低下だけでなく脳神経機能、感覚機能、循環器系などに関連する病気や障害が関わることや、あるいはこのような機能に影響を与えるお薬の服用があげられます。
これらは、いずれも高齢になるほど危険度が増したり、程度が上がったりするものなので、すぐに改善することは困難なものが多いとされています。
転倒を予防するためには何ができるのかを次回の記事でお話しします。